2017.01.16

After Report / snob Design Seminar

snobデザインカットセミナー第1回目が開催されました。
講師は京都、大阪、滋賀で8店舗のサロンを展開するsnob代表吉田隆司氏とマネージャー藤井希代恵氏です。
snob様ではスタイリスト全員が高い技術を持ち合わせており、業界内外で活躍するスタイリストを多く生み出しています。
それは吉田氏の高い技術を伝承させていく教育カリキュラムがあるからです。
弊社のsnobカットスクールではこの教育カリキュラムを10回コースのセミナーに落とし込んでおり、カットの原理原則を学んでいただいております。
今回はモデル実習を行うデザインクラスです。

午前の部では吉田氏によるモデルデモンストレーションを行いました。

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モデル様のビフォアはこちらです。

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モデル様をカットしていく際に大切にしておられることは、「デザインを作る為の理想の素材にする」ことだそうです。
今回のモデル様は、「髪質は良いが毛量が多く、生えグセが強い部分もある」とおっしゃられ、まずはネープの毛量が多く生えクセの強い部分をセニングで減力させていくところからスタートしました。

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ドライカットでは

フォルムを小さくする為のエンズセニング
質感を柔らかく見せる為のインナーセニングを駆使しカットしていきます。
今回はパーマなどの動きがないので、スタイリングの際に動きやすくするためのセニングも入れ方も教えていただきました。

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モデル様の仕上がりはこちらです。

午後の部では受講生の皆様が実際にモデル様をカットするワークショップを行いました。

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まず、モデル様のカウンセリングを行い、仕上がりイメージが決まったらデッサンとダイヤグラム(展開図)を書いていきます。
吉田氏や藤井氏に、モデルさんとダイヤグラムを見て頂き、仕上がりイメージの共有が出来たら、いよいよカットがスタートです。

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カット中は吉田氏からアドバイスをいただきながら進めていきます。

カットをするときは体の位置が大切で、正確なシェイプをする為に立ち位置や目線を大切にする。
自分の体を1パネル毎に動かして狙ってもいないオーバーダイレクションなどがかかってしまわないようにする。
このようなアドバイスをいただきました。

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セミナーの最後には吉田氏から「カットはパターンでは切れない。原理原則に基づいて切るから上手くくれる。原理原則が分かっているからレッスンが意味のあるものになる。」というこのセミナーで最も大切にしていることを伝えていただきセミナーは終了いたしました。

吉田様、藤井様ありがとうございました。
次回も宜しくお願い致します。