先日snobデザインカットセミナー第2回目が開催されました。
講師は昨年11月23日に開催された1回目と同じく、京都、大阪、滋賀で8店舗のサロンを展開するsnob代表吉田隆司氏とマネージャー藤井希代恵氏です。
今回もモデルさんを使いカットとスタイルングを学んでいただくコースで、最初にモデルさんのカウンセリングを行い、デッサンとダイヤグラム(展開図)を書いていきます。
吉田氏と藤井氏からアドバイスをいただき、ダイヤグラムの書き方を学んでいただきました。
受講生の方が書かれたデッサンと3Dのダイヤグラムです。
デッサンとダイヤグラムが完成した受講生からモデルカットに入っていただきました。
大幅なレングスチェンジをされる受講生の方もみえました。
吉田氏は「コーミングで毛流れや毛量を完璧に把握し、切った時にすっと髪が落ち着くポイントを見極めて、必要な部分に必要な分だけハサミを入れて質感を壊さないようにセニングしていきます。」とアドバイスされていました。
受講生の方が驚かれているシーンがありました。
吉田氏がブラントカットでハサミを入れると毛が首にへばりつくように収まっていくのです。
「髪質がさらさらでつんつんのモデルさんには、細かいピッチでインナーセニングを入れることで柔らかくふんわり見せることができます。」と教えていただきました。
顔まわりのカットの似合わせ方や
スタイリングのポイントを教わりモデル実習が終了しました。
受講生の方からは、「今まで感覚でやっていた部分をロジカルに教えていただけたので理解しやすく、今後の後輩指導の際にも伝えやすくなります。」と感想をいただきました。
このセミナーに参加することによって
スタイルをパターンで覚えるのではなく、カットの原理や骨格理論を考えながらデザイン構造を頭の中で展開する力が身につくこと。
またゾーンセニングにより感覚で削ぐのではなく、原理と理論に基づいてセニングを行う力が身につくことを実感しました。
吉田様、藤井様、アシスタントの福永様ご協力ありがとうございました。
2015年度の全10回snobカットスクールはこれで終了です。
2016年度は3月から開催させていただきますのでご期待ください。