DS2020 フォトコンテスト結果

DS 2020

PHOTO CONTEST RESULT

Guest Designer’s Comment

  • ATSUSHI KOMATSU

    HEAVENS

    Comment

    CREATIVE

    みんながみんな良いというものではなく、非日常的で心がざわつくような作品を選んだ。 最近は傾向が固定されてしまっていたが、今回は個性的なものも数点あり、人と違うことをしたいという意欲や葛藤が作品から感じられた。 ニーズではなく、”個性”を表現しているかの勇気を評価したい。

    SALON STYLE

    ヘアスタイルを作ることや撮影に慣れていることを感じる作品を選んだ。 おしゃれにしたい気持ちからかクリエイティブに寄ってきてしまっている。 クリエイティブと違って、個性だけではなくモデルにどう似合わせるかを意識することが大切。コンスタントにやり続けてほしい。

    STUDENT

    生活の中で写真を撮ること、撮られることが当たり前になってきている。 もっと楽しみながら、モデルの可愛さや美しさを見つけることにこだわることが大切。 ただモデルの表情だけにこだわっている作品が多い傾向があるので、もう少しヘアとメイクを作ることにもこだわりを持って、全体のバランスで美しさを見出せるようになると良い。

  • KENICHI UEHARA

    Rougy

    Comment

    CREATIVE

    全体的にバランスが良いと感じた。 作者が思っているものを描くことができているが、「陰」なイメージになりすぎない何かの要素を加え、もう一つ何かを特化させたりするともっと良くなる。

    SALON STYLE

    一対で見るにあたって、惜しい作品が多い。 全体的なクオリティは高くなっているが、一つは良くてももう一つがあと一歩なものも多く感じた。 カメラマンとよく話をして、自分が好きな作品をもっと探してブランディングをしてほしい。

    STUDENT

    クオリティはとても上がってきていてバランスが良くなってきている。 自分の好きなものを一生懸命探そうとしている点はとても良いが、もう少しやり込んで、学生だからこそやれる何かを表現してみても良いと思う。

  • TAKASHI NEMOTO

    Double

    Comment

    CREATIVE

    上位に選んだ作品のレベルはとても高い。 要素を足したくなったり、色を濃くしたりしたくなるが、いろんな要素を取った時に芯があるものが良い作品だと思う。 髪の質感がウェットで束感の濃いものが、かえって髪の綺麗な質感を消してしまっている作品が多く見られた。 同じウェットでももう少し柔らかく作ったり、フォルムで柔らかさを表現したりすることで髪の綺麗さを大事にしてほしい。 ベースさえしっかりと作れば、動いた時の毛の表情は必ず綺麗になるのでベースを整えて作品を作ってほしい。

    SALON STYLE

    モデルに似合っているフィット感と、作者が思い描いている像とリアルのはざまを表現できる作品に惹かれた。 思い描くイメージに寄りすぎたり、逆に髪の毛だけの表現では物足りない。 その間に自分のオリジナルがあると、誰にも真似できないようなナチュラルになる。 髪の毛一本一本に思いを込めてほしい。 また、要素を足しすぎている印象がある。良いものはシンプルでも良いと感じられるので、足さずに素敵だと思えるものを作れると良い。

    STUDENT

    うまい作品を真似することから始めると良いとは思うが、まずは自分がやりたいもの・思い浮かんだものを作ることが大事。 オリジナリティが足りないので、いっぱいチャレンジしていっぱい失敗をした方が良い。失敗を重ね、腕がついてきた時にアイディアが活きることが多々ある。 そのうちシンプルになり、本当に良いものが何か分かりオリジナリティになる。

  • TAKASHI YOSHIDA

    snob

    Comment

    CREATIVE

    作品作りは上手くなっていると思う。 まとまりがあり平均点は高いが、昨年・一昨年の他のコンテストの影響を受けているせいか、新しいインパクトのある作品は見つけにくかった。 雰囲気作りがうまいのでヘアが二の次になってしまい、光っているものが少ない傾向があると感じた。

    SALON STYLE

    作品を作る人がどういうものがおしゃれなのか、可愛いのかを理解できていると思える作品を選んだ。 お洒落なものが少なかった。 サロンスタイルなので、ヘアデザインより、お客様が見た時に「おしゃれだな、このサロンに行ったら素敵になれそう」と思える要素が必要。

    STUDENT

    作った人がやりたかったイメージが明確な上で、それなりにクオリティが高いものを上位に選んだ。

  • MIWA AKAMATSU

    VéLO

    Comment

    CREATIVE

    上手い作品はたくさんあるが、この何年も表現される女性像がずっと一緒で同じ作者と言われても納得してしまうような作品が多い印象を持った。 今の流行にあまり引っ張られず、違う方向にいくようなものをもっと見たい。 その中で、デザイナーのキャラクターを感じる作品を選んだが、選んだ作品でももっとクオリティを上げてほしい。

    SALON STYLE

    美容師がモデルさんに表情を作らせて作り上げた作品ではなく、本人の魅力やパーソナリティが髪型も含めて感じられるものを選んだ。 普段しない表情の作品は、ヘアが綺麗でも取ってつけたように見えてしまい、クオリティが高くても上位に選びにくかった。 素を残しながらも、美容師さんの手によって作り上げられているものが良いと感じた。 何もやっていなさそうに作るのが実は一番難しいと思うが、そこを磨き上げてほしい。

    STUDENT

    SNSや業界誌など情報が溢れていてヘアスタイルをよく見ているからか、美容師の作るスタイルになっている。 違う世代なのに同じ土俵に乗ってしまっているのがもったいない。 逆にプロの凝り固まった頭を驚かせるような、今の若者が考えることを評価を気にせず作品として表現してほしい。

  • KOICHI NISHIMURA

    Nicole.

    Comment

    CREATIVE

    生命感があり、目に飛び込んできたものを上位に選んだ。 同じ構図ばかりで打算している部分が見えてしまい、作者と会ってみたいと思う作品が少なかった。 フォトコンテストという枠を超えない限りセンスが美容師のままで止まってしまうので、 思い切った、枠を飛び出した写真がもっとあっても良かった。

    SALON STYLE

    上位に選んだ作品は手をあまり入れていなくても作れるスタイルでありながら、モデルの似合わせとマッチしているものを選んだ。 質感をシンプルに表現している作品が多いと感じた。

    STUDENT

    大人びた、こなれた感じではなく、「完成されていない大物感」がなくなってきている。 こなれた作品は2〜3年で作れるようになるので、突き抜けたチャレンジ感をもっと大切にしてほしい。 もっと停滞していろんなものを見てみることが大切。